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2009.5.26

朝の散歩

馬場正尊
 

僕の家は海まで300mで、朝にはよく息子と散歩に行く。
海の前には松林があって、そこを縫うように散歩コースがある。
ランニングコースとして整備されていて、九十九里浜と平行して、
長い長い道が通っている。

緑もずいぶん深くなって来た。

そこから、さらにビーチに出る。
冷たかった砂浜も、ずいぶん暖まってきた。
裸足で歩いても気持ちがいい。

裸足で大地を踏みしめる感覚は、都市の日常ではあまりない。
実は、足裏は敏感で、さまざまな感覚を感受することができる。
ヒンヤリした温度が伝わってくる。
このビーチは砂鉄を多く含んだ黒砂なので、夏はずいぶん熱くなる。
この季節は心地いい。
キメ細かな砂を踏みしめながら、樹は走り回っていた。

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このブログについて

東京R不動産のディレクターでもある馬場正尊が、ふとしたきっかけから房総に土地を買い、家を建て、生活を始めるまでのストーリー。資金調達から家の設計、周辺の環境や人々との交流、サーフィンの上達? まで。彼の人生は些細な気づきから、大きくそれていくことになる。馬場家の東京都心と房総海辺の二拠点生活はこうして始まった。
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