2008.2.5 |
波乗り長屋を観察する馬場正尊 九十九里ビーチライン(海沿いの県道)を走っていると妙な建物が目につく。この道を通る人なら気になったことがあるだろう。のんきな田舎の風景のなかに、無機的なガラスのキューブが並んでいる。 通称「波乗り長屋」と呼ばれているこの建物は、サーファー向けの賃貸住宅。家賃は10万弱、それでも満室順番待ちらしい。このエリアには週末のサーフィンのために部屋を借りるニーズがある。確かに、明るい隠れ家みたいで心地いい。 この建物、細かく見て行くと、よく工夫され合理的にそして安価にできている。 夜になると建物自体が行灯(あんどん)のようにぼんやり光る。なかで動く人の様子が拡大されてうっすら外から見え、それがどこか色っぽい。それがまた目立つんだよね。 |
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