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2008.12.29

自然との距離を考える

吉里裕也
 

久々に海に入った。もちろん、サーフィンをするためだ。

今年は、小さいながらも房総の拠点を手に入れることができた。
そして、それはもちろん海への拠点でもある。
にもかかわらず、実際に拠点ができてみると、
うまいこと使いこなすことが、意外に難しいことに気づく。

実はこの日は、昼から勝浦でミーティング。
僕だけ早朝に出発して、ミーティング前に海に入ることにした。

最近、出張とか色々重なったりしたので房総にいける回数が減ってしまっていた。
せっかく、打ち合わせで海の近くまで来たときも、ただ横目でながめるだけで時間がなかったり、余裕があるときは、波が高すぎたりフラットだったりと、なんと4ヶ月も海に入る機会がなかった。サーフィンを初めて2年くらいになるけど、こんなに海に入らない期間があいたのは初めてのことだ。

今日は、天気は抜群、風も良い。かなり良いコンディションだ。

この前は水着で海に入れたのに、いつの間にか海の水も冷たくなっていて、
今日は5ミリのウエットだ。
ブーツをはいている人も結構いたけど、ここはあえて、素足で入った。
冷たいけど、砂の感触が気持ちいい。

意気揚々と沖に向かってパドルしていったのだが。。。
当然、体が動くわけものなく。波は良いのに関わらず、
ほとんど、何も出来ずに終わってしまった。

海に入ると、いつも疲れている自分に気づく。
東京にいるときは、日々、意外と自然に接している気でいる。
意外と公園も多いし、鳥の鳴き声も聞こえるし、泳げはしないけど川だってある。
だけど、こうやって海に入ったりすると、自然との距離感がまったく違うことを認識する。いつもより身近に自然を感じてみて初めて都会で生活しているという意味に気づくのだ。

僕たちが、房総でやっていることは、まずは、そのことに気づいてもらうこと、都会での日常生活と自然との距離感のデザインではないかと思う。

今年、僕たちはようやく、東京の住まいに加えて2つ目の拠点を房総で手に入れた。
そして、その使いこなし方を試行錯誤しながら考えている状況だ。
まずは、僕らなりのうまい距離感で「もうひとつの家」を使いこなすこと。
それが、来年の目標のひとつとなりそうだ。

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このブログについて

房総の魅力に取り憑かれて早数年。サーフィンを始めたのがキッカケだった。ある時からこの場所が、まだ未開だけど、とっても魅力的な場所に見えてきた。
波はイイし、魚は美味いし、自然も多い。そして、東京から近いし、土地の値段も手ごろだ・・・。ふと気がつけば、家まで買ってリノベーション中。
いつもは東京、福岡、金沢、たまに海外と飛び回り、色んな計画に没頭。
一見、関係ないような出来事がキッカケで、いつのまにか面白いプロジェクトへとつながっていくのがおもしろい。
しかし、時間ができたら安息の地、房総へ。「房総R不動産」を始めたのはサーフィンに行く口実といわれてもしょうがないか。
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著者紹介

吉里裕也
SPEAC 代表取締役
R不動産 代表取締役
TOOLBOX 取締役

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