僕たちは色んなアイディアを考えて、それをかたちにしていくのが仕事だが、
そのアイディアは、出てくるまでの過程が時として重要で、
過程によってアイディアの幅が大きく変わってくることが多々ある。
ひとりで考えるよりも、みんなで考えたほうが、
思いもよらない、面白いアイディアが生まれる。
そんなことから、ブレインストーミング(ブレスト)といわれる
アイディアを練る打ち合わせは、色んなことを試して、
より良い方法はないものか?といつも模索している。
つい先日「IDEA CAMP」
というワークショップに参加させてもらった。
普段の環境と違った環境のなかで、工夫された道具の力をかりながら
みんなで頭をつかって考えるという試みだ。
このIDEA CAMPというは、働き方の研究の一環で行われている新しい試みで、
馬場さんもこの発起人だったりする関係で、
今回は、「房総」をキーワードにワークショップを行った。
OpenAのメンバーを中心に、総勢13名。場所は房総の今うわさの馬場邸。
とにかく、それぞれの知っている「房総」がバラバラなため、
最初は、情報共有ということで、房総エリアの統計情報や、
インタビューやある地点を定点観測したビデオをみることから始まった。
みんなで床に座ってのまずは情報共有です。 【定点観測】
対象となるエリアのいくつかをビデオカメラで記録するというものだ。
これははなかなか面白い。
海をただズーッと写している映像があったりしていて、
波と戯れるサーファーの動きを何気なく見てみたり、
産直の販売所をひたすら撮ってはみたものの、誰ひとりとして訪れない状況とか、
ある意味、何の変哲のない映像だけど、房総の日常が垣間見れた気がする。
そのときみた定点観測の映像。
【インタビュー】
文字通り事前に現地に住んでいるひとにインタビューをしたビデオだ。
もともと東京に住んでいて数年前に移住してきた人とか、
地元の大工さんやショップの定員さんなどへのインタビューが中心だった。
移住の理由で一番のきっかけはやはりサーフィンで、
房総のなかでも、屈指のサーフポイントである周辺の特徴をよく
あらわしているように思った。
サーフィンをするために、月に数度通っているので、土地勘もあるし、
そんなに抵抗なくすんなりと一宮を選んだという。
加えて、子供を育てるなら自然も多く、都心に比べて同じ価格ではるかに
広い家が手に入るのも魅力というのも理由のひとつということだ。
一方、もともと地元のに住んでいる方の話もまた興味深かった。
海にはこの3年間ほど、まったく行っていない。らしい。
いつでも行けるということなんで、わざわざ行くほどのことでもないということか?
きっと僕たちのオフィスが原宿の駅直ぐ近くにあるののに、竹下通りには、
ほとんど近づかない。といいった感覚と同じなのだろう。
(ちょっと違うかもしれないけど。。)
理由はどうであれ、海に対する生活の中での位置づけが、
地元組と移住組の視点の違いが浮き彫りになった気がする。
当然、ランチは刺身です!美味しいと評判のお店へ行きました! そんな感じで、午前中は房総とくに一宮の状況をメンバーみなで共有した。
その後は、フィールドワークで外に出た。
実際にブラブラと周辺をみながら昼食をとる。
既にこの時点で、東京とは違うテンションになっている。
午後のアイディアブレインストーミングへとつづいていく。