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2008.1.9

一宮に気になる土地を発見する

馬場正尊
 

この土地を買うことは、ほぼ最初から決めていたのかもしれない。
一目見たときから何やら感じるものがあった。
知り合いツテでこのエリアを案内してもらい、一宮周辺を流しているときに通りかかったのだが、ひときわ大きな松林が気になって近づいてみた。夏真っ盛りの時期だったので緑がまぶしい。海が目の前というわけではないが、一宮のビーチには徒歩でも5分くらいだろう。いい立地だ。

基本的に直感に頼るタイプではあるが、それでも職業柄、場所を読む力は鍛えられている(つもり)。
・標高が高い
・水はけが良さそう
・周辺の建物様子から地盤はよさそう
・前面道路と側溝がすでに整備されている
いつのまにか、建物が建てやすい条件なのかをスキャンしていた。
無駄な初期投資が最低限で抑えられそうなことはすぐにわかった。
方角的には道路側が東、採光は長期的に確保される。
建築家のような、不動産屋のような、それらが混ざった独特の視点で場所を読み解く。
この数年の仕事で、僕はいつの間にかこんな目を獲得している。

車通りの多い九十九里ビートラインから一本奥まっているために静か。少なくとも数年は、この前面道路も穏やかなままだろう。2〜3分のところにコンビニもレストランもある。たぶんJR上総一ノ宮駅からもそんなに離れていない。そもそもフィトジェニックだ。
様々な意味でバランスのいい立地、それが僕の感じたことだ。

しかし、この時はまさか自分がこの土地を買うとは夢にも思っていない。
ただリラックス不動産を立ち上げたからには、少しでも面白いエリアや物件を発見し盛り上げていかなければいけない。どちらかというと職業意識から発想したものだった。

翌日、僕は一宮のこの一帯に可能性を感じながら、戻って東京R不動産のスタッフに報告をした。あくまで、客観的な立場で・・・。

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このブログについて

東京R不動産のディレクターでもある馬場正尊が、ふとしたきっかけから房総に土地を買い、家を建て、生活を始めるまでのストーリー。資金調達から家の設計、周辺の環境や人々との交流、サーフィンの上達? まで。彼の人生は些細な気づきから、大きくそれていくことになる。馬場家の東京都心と房総海辺の二拠点生活はこうして始まった。
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