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2008.1.22

ガジュマル

馬場正尊
 

九十九里にはサーファーが利用するラフで安価な宿が点在している。
この「ガジュマル」もその一つ。太東漁港から歩いて3分のところにある。
小さな宿だが、大きめの岩風呂が自慢のようだ。
僕は九十九里一帯をゆっくり探索するために、このガジュマルに一泊した。房総の夜や早朝も体験してみなければならない。リラックス不動産の行き先について現地で考えたいと思っていた。

ペンション・ガジュマル。
ごく普通の木造二階建だが、店先には南国を思わせる植物と、たたずむには小さいテラスがある。しかしこのファサードの装飾が、かろうじてガジュマル感を出しているのは確かだ。
特別きれいでもサービスがいいわけでもないが「放っといてくれる」のがよかった。勝手に来て、勝手に風呂に入り、勝手に泊まる。いさぎよくシンプル。ふらりと立ち寄った僕には、それで十分だ。

そもそもヨード湯とは何なのだろうか。
そして「岩風呂」という「妖怪人間ベム」のオープニングを思い出させるような、強烈なフォントは何故なのだろうか。

夜、やることがなくてビールをガブ飲みしながら、なぜかフィギアスケートをテレビで見続けた。アンバランスな房総の初宿泊。
お風呂の様子などは下記を参照、素泊まりで3500円だった。

ガジュマル

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このブログについて

東京R不動産のディレクターでもある馬場正尊が、ふとしたきっかけから房総に土地を買い、家を建て、生活を始めるまでのストーリー。資金調達から家の設計、周辺の環境や人々との交流、サーフィンの上達? まで。彼の人生は些細な気づきから、大きくそれていくことになる。馬場家の東京都心と房総海辺の二拠点生活はこうして始まった。
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