前回のエントリーを受けて、妻の気持ちを聞いてみた。
馬場妻です。時々、このブログにカットインします。
「こんなのあるんだけど・・・」
と私が差し出したのは住宅金融公庫の「債権積立手帳」。
まるで山内一豊の妻ではないか!
「房総の土地を買いたいな〜オーラ」出しまくりの夫に負けた瞬間だった。
自己陶酔してノリで持ち出してしまったのである。
お調子モノで考えが浅いところが夫婦でそっくり(涙)。
実は5年ほど前から、血のにじむような思いをして積み立てていたのだ。 (夫は家のお金のことは何も知らない) 当初は都心の3LDKほどのマンションを目指していた。一戸建ては無理だから。 しかし後にインターネットでシュミレーションした結果、都心マンション購入は無理だと知る。 そのため、これは単なる「老後のたくわえ」になっていた。退職金もないしね。 こんな虎の子を持ち出すなんて、まったくもってキリギリスである。
私も夫と同じく転勤族だったからか、同じ生活が続くとなんだか、うずうずして変化が欲しくなる。
埋立地の高層マンションより間違いなく楽しそう。
都会生まれの次男は葉っぱを拾って大事にするくらい自然に飢えているし。
何より「建築家」の妻なのだから夫の設計する家に住んでみたい。
早起きして海辺を散歩かあ。庭に果物をたくさん植えようではないか。
う〜ん。いいかも。
頭金の目処を立てたところで
「きっと向いているよ〜!」とおだてられ、すっかりその気になった私は、夫に代わって銀行へ出向くことに。
確定申告書や源泉徴収表、会社の決算書などなど必要になりそうな書類をすべて持っていく。この準備が実に面倒くさい。これが嫌で私に押し付けたな。
面会時間にM銀行に到着すると、いままで知らなかったフロアに通された。
30代後半と思われる女性銀行員はしきりにPCを操作し、どこかに電話をかけ、プリントされた書類を見せてくれた。
そして説明を始めた。
「35年ですと、月に***円のご返済でそのうち元金が・・」
なんだ!借りられるじゃん!
不安定な稼業ゆえに利子や保証料は割高みたいだけど、借りられないことはない。
返済額や金利は置いておいて、とりあえず都市銀行でお金を借りられることに一安心。
一気に現実味が沸いてきた。
そうそう、夫が私に隠れて銀行に電話したり、ネット審査に申し込んだりしていた件。
私に言わせれば、当然、銀行的には賃貸住宅をファーストハウスとは扱わないでしょうねぇ。セカンドハウスローンはそりゃ無理ってもんです。
あと、ネット審査で玉砕したのは土地の場所が問題だったのでは?金融機関によって扱っている地域が違ったりするようです。
銀行は全く不親切だと思うけれど、借りる方としてはとりあえず銀行的お作法を押さえていくしかないようで。
全く、仕事ではいろいろと頭も手も働かせるくせに、家庭のこととなると思考停止するのはなぜなんだろう?