初夏の頃、茂原のカインズホーム(近くの巨大なホームセンター)で野菜の苗を買って、家の裏に植えていた。家庭菜園をやろう、ということまで考えているわけではないが、これだけ余裕の庭がありながら、何もしないのも芸がなさ過ぎる。
そこで、トマト、茄子、スイカ、ハーブ・・・
砂地にも強そうな植物をいくつか植えてみた。
すると先日、小さなトマトができていた。
鮮やかな赤。
その場でもいで食べてみたら、案外、おいしい。
トマトは水をやりすぎると、水分を吸収しすぎて味がよくない。
ギリギリまで水をやらずに、でも枯れないように育てると甘くなる、
と聞いたことがある。砂地は保水力がないため、どうしても乾燥しがち。
結果的に、偶然甘いトマトができた。
久々に、畑から穫ったばかりの野菜をそのまま食べた感覚。
それが妙にうれしい。
父親の実家が農家だったので、ミカンやブドウの収穫を手伝って、
畑で穫れたてをそのまま食べていたのは小学生の頃。
にわかに、その感覚がよみがえってくる。
案外いいもんだ。
隣に植えたハーブも元気に育っている。
お茶に入れたりして試してみた。
一緒に植えたスイカはなかなか成長しない。
こいつは腰を据えていかねばならなそうだ。
来年、ちゃんと土や肥料なども入れ替えて、本格的に挑戦しようと思う。
やはり砂地には限界があるのだ。
家の周辺には、どこからともなく飛んで来た種で、
こんな黄色い花がたくさん咲いている。
何て花なんだろう?