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2009.9.15

小さなトマトができていた

馬場正尊
 

初夏の頃、茂原のカインズホーム(近くの巨大なホームセンター)で野菜の苗を買って、家の裏に植えていた。家庭菜園をやろう、ということまで考えているわけではないが、これだけ余裕の庭がありながら、何もしないのも芸がなさ過ぎる。

そこで、トマト、茄子、スイカ、ハーブ・・・
砂地にも強そうな植物をいくつか植えてみた。

すると先日、小さなトマトができていた。

鮮やかな赤。
その場でもいで食べてみたら、案外、おいしい。
トマトは水をやりすぎると、水分を吸収しすぎて味がよくない。
ギリギリまで水をやらずに、でも枯れないように育てると甘くなる、
と聞いたことがある。砂地は保水力がないため、どうしても乾燥しがち。
結果的に、偶然甘いトマトができた。

久々に、畑から穫ったばかりの野菜をそのまま食べた感覚。
それが妙にうれしい。
父親の実家が農家だったので、ミカンやブドウの収穫を手伝って、
畑で穫れたてをそのまま食べていたのは小学生の頃。
にわかに、その感覚がよみがえってくる。
案外いいもんだ。

隣に植えたハーブも元気に育っている。
お茶に入れたりして試してみた。

一緒に植えたスイカはなかなか成長しない。
こいつは腰を据えていかねばならなそうだ。
来年、ちゃんと土や肥料なども入れ替えて、本格的に挑戦しようと思う。
やはり砂地には限界があるのだ。

家の周辺には、どこからともなく飛んで来た種で、
こんな黄色い花がたくさん咲いている。
何て花なんだろう?

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このブログについて

東京R不動産のディレクターでもある馬場正尊が、ふとしたきっかけから房総に土地を買い、家を建て、生活を始めるまでのストーリー。資金調達から家の設計、周辺の環境や人々との交流、サーフィンの上達? まで。彼の人生は些細な気づきから、大きくそれていくことになる。馬場家の東京都心と房総海辺の二拠点生活はこうして始まった。
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