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2009.9.29

スワンのかき氷器

馬場正尊
 

ご存知の方も多いと思うが、かき氷器といえば、スワンである。
料理ユニットの「GOMA」 から教えてもらった。

刃がそもそも違うらしく、確かにスワンでかいたかき氷の氷は、
フワフワと綿のようになめらかだった。
ガリガリという質感ではなく、フワフワ、サクサクという質感なのだ。
それが印象的で、いつか買ってやろうと思っていた。
が、今まで東京の生活では、かき氷器を買うような状況がやってこない。
ベランダで使っても雰囲気が出ない。

この夏、満を持してスワンを買った。

まず、重い。
ボディーは鉄の鋳物でできている。
だから安定していて、子どもでも楽々にハンドルを回せるようだ。
箱に書いている製造場所を確かめてみると、東大阪の町工場だった。
なるほど、その質感は町工場っぽい。ずっと昔から、つくっているんだろう。

この夏は、ずいぶんかき氷を食べちまった。


(編集部註:この記事は8月に書かれたものです)

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このブログについて

東京R不動産のディレクターでもある馬場正尊が、ふとしたきっかけから房総に土地を買い、家を建て、生活を始めるまでのストーリー。資金調達から家の設計、周辺の環境や人々との交流、サーフィンの上達? まで。彼の人生は些細な気づきから、大きくそれていくことになる。馬場家の東京都心と房総海辺の二拠点生活はこうして始まった。
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