―その昔、ふくろうの住む森に双子の男の子がおりました
名はネロとブルーノといい、親はいませんが
2人だけでその森に住んでいました
物づくりが好きなネロと読書が好きなブルーノは
お互いのことが大好きで、同じくらい1人の時間も大切で
相手を尊重しながら暮らしていました
ずっとこの森で一緒にいたいと願った2人は
ある日神さまの手により、2棟の家に姿を変えてしまいました
めでたしめでたし
森の入口に建つおとぎ話のような平屋2棟「双子ハウス」のご紹介です。
築34年の2棟がリノベーションを経て、スタイリッシュな物件へと
生まれ変わりました。
場所は千葉県で唯一の村である長生村、「長生きの村」と書いて
「ちょうせいむら」と読む、ありがたい名の付く土地にあります。
物件は九十九里浜から車で10分弱のところ。
人気のサーフスポットである一宮の少し上に位置する長生村は、
ベーカリー、カフェなど美味しくてセンスのよい店が点在する
外房の隠れ人気エリアです。
双子ハウスは田んぼの街道から神社の角を曲がり、
昔ながらの集落のはずれ、高い杉が並ぶ森の入口にありました。
木々がこすれる音、鳥の鳴き声が耳に心地よく響きます。
建物の前はコンクリートが敷かれ、森との間に程よく線引きが
あります。湾曲した仕切りで1段、次にステップを2段上がると
全面ガラス張りの玄関へ。
双子ハウスは1LDK。
同じ大きさと間取りで仕様がほんの少し違います。
あ、この双子ハウスはそれぞれ名前があるので紹介しますね。
道路手前の「ネロ」は外壁真っ黒、L字の庇側面は板張り。
奥の「ブルーノ」は茶壁、L字の庇側面はモルタル左官仕上げ。
このちょっとした個性の違いが本当に双子のよう。
玄関ポーチと室内の土間がガラス戸を挟んで一続きになっていて、
とても広々しています。
中に入ると木の香りがふわり。
内装は玄関、キッチン、リビング、トイレ部分がリノベーションされ、
床はカバ材、壁は合板で仕上げられ、シンプルイズベストな仕上がり。
玄関を上がるとすぐある手洗い場を軸に、左側にトイレ風呂があり、
奥に対面キッチンと使い勝手良く配置されています。
リビングの奥は和室6帖と板間収納付き。いつでもゴロンとできますよ。
家の中はこれだけ。
家じゅうが目の行き届く大きさで、ちょうどよい。
玄関のガラス戸から森が見えるせいか、森という大きな家の一部分の
ようなそんな感覚になります。
それが2棟。セットなんです。さあどう使いますか?
兄弟や友人との別荘、居室とアトリエ、夫婦ゆる別居……
ご自由にどうぞ。
どんな住まい方でも森が見守ってくれますよ。
森についてもう少しお話が。
お隣の方が少しずつ少しずつ整備をして今のすっきりした森に
なりました。ここにふくろうがやってくることがあるそうで、
見つけられたらラッキーですね。
1つより2つ。ここからあなたのより豊かな生き方が始まりますように。